レオン(León)と聞くと、「革製品の街」「靴の街」というイメージを持つ方が多いかもしれません。しかし実際に訪れてみると、まず驚くのが歴史地区の美しさです。
その中心にあるのが、レオンのソカロ(正式名称:プラサ・デ・ロス・マルティレス/Plaza de los Mártires)。メキシコ各地のソカロを見てきましたが、レオンのソカロはとにかく広く、人の活気にあふれているのが特徴です。
観光客だけでなく地元の人々も集まり、屋台やイベント、ストリートパフォーマンスなどが行われており、歩いているだけでも十分に楽しめます。

レオンとはどんな街?
レオンは、グアナファト州最大の都市です(※州の名前はグアナファト州になります)。1576年にスペイン人によって建設され、当初は農業と牧畜の拠点として発展しました。
その後、皮革産業が急成長し、現在では「メキシコ最大の靴の生産都市」として不動の地位を築いています。
人口は約170万人以上を数え、州都のグアナファト市よりも遥かに大きな商業・工業・文化の中心地です。植民地時代の面影を残す歴史地区と、近代的な大都市の活気が融合した、独特の魅力を持っています。

想像以上の広さと活気!ソカロ(プラサ・デ・ロス・マルティレス)
レオンのソカロは正式には「プラサ・デ・ロス・マルティレス(殉教者広場)」と呼ばれています。
もともとは「憲法広場(Plaza de la Constitución)」という名称でしたが、1946年に起きた民主化運動の犠牲者を追悼するため現在の名称になりました。
広場の周囲には、
- 歴史的建築物
- 大聖堂
- 市庁舎
- レストラン
- 商店街
- 屋台
が集まっています。
昼も夜も人通りが多く、特に週末は地元の家族連れや若者で非常に賑わいます。個人的には「観光地」というよりも、「レオン市民の生活がそのまま見られる場所」という印象でした。

歴史地区で見逃せない5大スポット
① 街の象徴「レオン大聖堂(Catedral Metropolitana)」
ソカロのすぐ目の前に堂々とそびえ立つのが、レオンのシンボルである大聖堂(正式名称:Catedral Basílica de Nuestra Madre Santísima de la Luz)です。18世紀中盤にイエズス会によって建設が始まり、19世紀に完成しました。
ソカロから見上げる一対の双塔は圧巻の迫力です。内部はコリント式の白い柱とゴールドの装飾が施され、ドームからの光が差し込む荘厳な空間が広がっています。

ソカロの正面に佇む「レオン大聖堂」。バロックと新古典主義が融合した美しい双塔が青空に映える。

白とゴールドを基調とした「レオン大聖堂」の内部。高いドームから差し込む自然光が、美しい彫刻や祭壇を優しく照らし出す。
② 無料で見学できる穴場「市庁舎(Palacio Municipal)」
ソカロの西側に位置する市庁舎(Palacio Municipal)は、歴史やアートが好きなら絶対に外せないスポットです。19世紀後半に建てられた美しいネオクラシック様式の建物で、観光客も内部を無料で見学できます。
見どころは、美しいアーチが連なる2階建ての回廊(中庭)と、そこに描かれた見事な現代壁画(ムラル)です。

回廊の奥にはレオンの歴史を物語る壮大な壁画が広がる。
③ 国内最高峰のネオゴシック建築「テンプロ・エクスピアトリオ」
ソカロから少し歩いた場所にあるのが、レオン観光最大のハイライトとも言えるテンプロ・エクスピアトリオ(Templo Expiatorio del Sagrado Corazón de Jesús)です。
ヨーロッパの壮大な大聖堂を思わせる、メキシコでは珍しい本格的なネオゴシック様式の教会です。1921年に建設が始まり、なんと90年以上の歳月をかけて2012年にようやく完成(ローマ教皇ベネディクト16世の訪問に合わせて落成)したことでも知られています。

ヨーロッパの大聖堂を彷彿とさせる「テンプロ・エクスピアトリオ」の外観。ネオゴシック建築の傑作。

「テンプロ・エクスピアトリオ」の荘厳な内部。高い天井と、奥に輝くステンドグラスの光が神秘的な空間を演出。
④ レオンのランドマーク「アルコ・デ・ラ・カルサダ(凱旋門)」
レオンの街のアイデンティティとなっているのが、1896年にメキシコ独立独立記念を祝って建てられた凱旋門「アルコ・デ・ラ・カルサダ(Arco de la Calzada)」です。
門の頂上には、街の名(León=スペイン語でライオンの意)にちなんだ、堂々たるブロンズのライオン像が設置されています。夕暮れ時には美しいグラデーションの空を背景に、ライトアップされたドラマチックな写真を撮ることができます。

夕暮れ時の美しい光を浴びる「アルコ・デ・ラ・カルサダ(凱旋門)」。
⑤ 歩くだけで楽しい!夜のストリートと屋台文化
凱旋門からソカロへと続く歩行者天国や広場周辺は、夕方から夜にかけて一気に活気が増します。街にはたくさんの市民が繰り出し、噴水で子供たちが遊び、あちこちから陽気な音楽が聞こえてきます。
周辺には小綺麗なカフェやレストラン、そしてメキシコならではのストリートフードの屋台(エスキテスやタコスなど)が並び、ベンチに座って現地の日常の熱気を感じるだけでも最高の時間を過ごせます。

ソカロ周辺はとにかく広い。歩いているあけでも十分楽しめる。
レオンの主要スポット情報
| スポット名 | 営業時間(目安) | 特徴・アクセス |
| レオン大聖堂 (Catedral Metropolitana Leon ) | 早朝〜夜(ミサ時間等により変動) | ソカロ目の前。美しい双塔と洗練された内装。 |
| 市庁舎(中庭・壁画) | 日中(役所開庁時間ベース) | 入場無料。レオンの歴史を描いた壁画が必見。レオンプラザよりすぐ。 |
| テンプロ・エクスピアトリオ (Templo Expoatorio de Sagrado Corazon de Jesus) | 月曜~土曜 10:00~14:00 16:00~19:30 日曜定休日 (時間は変動するため事前確認推奨) | ソカロから徒歩約15分。圧巻のステンドグラス。 |
| アルコ・デ・ラ・カルサダ(凱旋門) | 24時間見学自由 | 歴史地区の東端。夕方のライトアップがおすすめ |
レオンのソカロとその周辺の歴史地区は、単なる「靴の街の通り道」で片付けるにはあまりにももったいない、深い歴史と建築美にあふれた場所です。
グアナファトやサン・ミゲル・デ・アジェンデといった近隣都市からもアクセス抜群ですので、ぜひカメラを片手に、レオンの歴史地区を歩いてみてください!
アクセス方法
グアナファトからレオンへの行き方
- 長距離バス(Primera Plus / ETN など):
- 所要時間: 約1時間〜1時間30分
- 料金目安: 100〜200ペソ
- 運行本数が非常に多いため、気軽に日帰り観光が可能です。
- Uber・タクシー:
- 所要時間: 約1時間
- 料金目安: 500〜1000ペソ
メキシコシティからレオンへの行き方
- 飛行機:
- 所要時間: 約1時間
- 料金目安: 2,000〜6,000ペソ(時期による)
- 最寄りのバヒオ国際空港(BJX)からレオン中心部までは車で約30分です。
- 長距離バス:(Primera Plus / ETN など)
- 所要時間: 約5〜6時間
- 料金目安: 500〜1,200ペソ







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