オアハカ観光で絶対に外せないスポットのひとつが、街の中心部にある**ベニート・フアレス市場(Mercado Benito Juárez)**です。観光客だけでなく地元の人々も日常的に利用するこの市場は、まさに「オアハカの心臓部」。
今回は、迷宮のような市場の魅力と、そこで出会える**“神々の飲み物”こと「テハテ(Tejate)」**について、現地の熱気とともにお届けします。

1. ベニート・フアレス市場:歴史とカオスが同居する場所
オアハカの中心地・ソカロから歩いてすぐ。1893年に開場したこの歴史ある市場は、オアハカ出身の偉大な大統領ベニート・フアレスの名を冠しています。
一歩足を踏み入れると、そこには食料品から工芸品まで、あらゆる「オアハカ」が凝縮されています。
市場の見どころ
- 食料品: 種類豊富な乾燥チレ、名産のチーズ「ケシージョ」、食用昆虫のチャプリン。
- 工芸品: 職人技が光る革製品や、色鮮やかな織物。
- お土産: 圧巻の品揃えを誇るメスカルや、可愛い民芸品。
ここは観光地でありながら、今も地元の人々の生活の拠点。観光客向けの高すぎる価格設定ではなく、**「本物の質と価格」**のバランスが絶妙なのが最大の魅力です。

メキシコ料理の命、乾燥チレ。スモーキーな香りが漂ってくる。

圧巻の品揃え!オアハカ名物の手編みバッグは、お土産の定番。

壁一面のメスカル!お酒好きにはらまらない品揃え。

お祭りに欠かせないピニャータ。日本でもおなじみのキャラクターがいるのもご愛嬌。

市場の奥にはペットエリアも。こんな可愛いウサギに出会えることもある。
3. オアハカの伝統飲料「テハテ(Tejate)」を体験
市場歩きで喉が渇いたら、迷わず探してほしいのが**「テハテ」**の屋台です。
大きな緑色の陶器(レブリージョ)の中で、白い泡がふわふわと浮いた不思議な飲み物。これがオアハカが誇る伝統の味です。

テハテとは?
先住民時代から伝わるこの飲み物は、**「神々の飲み物」**とも呼ばれます。主な材料は以下の通り。
- トウモロコシ(ニシュタマル化したもの)
- カカオ
- マメイの種(ピステ)
- ロサ・デ・カカオ(乾燥させた木の花。これが独特の白い泡を作ります)
これらを石臼(メタテ)ですりつぶしてペーストにし、冷水と混ぜ合わせます。表面に浮いている白い塊は、カカオの脂分が泡立ったもの。見た目に反して、口当たりはとても軽やかです。

テハテの入った大きなボウル。ここからテハテを木のヘラを使ってすくい上げる。
どんな味?
「甘いココア」を想像すると驚くかもしれません。
- 香ばしさ: 焙煎されたカカオとトウモロコシの深い香り。
- 爽やかさ: 控えめな甘さと、冷たい水の喉越し。
- 風味: どこかナッツのような、穀物感のあるナチュラルな味わい。
まさに**「オアハカの土壌と歴史を飲む」**ような、唯一無二の体験です。
買い方と楽しみ方
市場内の「Tejate」と書かれた看板や、民族衣装を着た女性たちが大きな鉢を囲んでいる場所が目印です。
- 価格: 20〜40ペソ(約180円〜350円)程度。
- 注文: 「Un tejate, por favor(テハテを一つお願いします)」。
- ポイント: その場で氷を入れて、コップに並々と注いでくれます。

フアレス市場の中にはたくさんのテハテ谷内があるので、ぜひ挑戦してみよう。

実際に飲んでみると驚くほどおいしい。市場を歩きながら飲んでみよう。
4. なぜテハテは愛されるのか?
テハテの本場は、近郊の村サン・アンドレス・ウエヤパン。ここで代々受け継がれてきた製法が、今の市場の味を支えています。
地元の人々にとっては、暑い日のエネルギー補給。観光客にとっては、未知の文化への入り口。手作りにこだわり、添加物を使わないその姿勢が、時代を超えて愛される理由です。
まとめ|市場は「文化を五感で味わう場所」
ベニート・フアレス市場は、単なるショッピングモールではありません。
- オアハカの伝統が息づく場所
- ローカルの活気と笑顔に触れられる場所
- 歴史ある味を気軽に体験できる場所
市場の熱気の中で飲む一杯のテハテは、きっとあなたのオアハカ旅行で最も記憶に残るシーンのひとつになるはずです。
基本情報:ベニート・フアレス市場
| 項目 | 内容 |
| 名称 | ベニート・フアレス市場(Mercado Benito Juárez) |
| 場所 | オアハカ中心部(ソカロから南へ徒歩2分) |
| 営業時間 | 6:00〜20:00頃(店舗によるが、午前中〜昼過ぎが最も活気あり) |
| 定休日 | なし(年中無休) |
| 見どころ | テハテ、メスカル、メルカドバッグ、革サンダル、チーズ |







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