オアハカ市内には数えきれないほどのレストランがありますが、その中でも「洗練された空間で、一歩踏み込んだオアハカ料理を楽しみたい」という方に外せない名店が Zandunga(サンドゥンガ) です。
今回は、実際に現地を訪れて確信したその魅力と、看板メニューである「タマレス」の真髄を徹底レポートします。

ZANDUNGAが「ただのおしゃれレストラン」ではない理由
① オアハカの中の異文化「イスモ地方」の味
実はここ、単なる「オアハカ料理」の店ではありません。ロゴに記された “SABOR ISTMEÑO”(イスモの味) の通り、オアハカ州南部のテワンテペク地峡(イスモ地方)の料理に特化しています。一般的なオアハカ料理よりも少しエキゾチックで、独自の食文化を持つイストモの味を、モダンな解釈で提供しているのが最大の特徴です。

オアハカ南部のIstmo地方。オアハカの食文化は地域によって特色がある。
② 圧倒的なセンスが光るアート空間
店内は、鮮やかなイエローの壁が印象的なパティオ(中庭)スタイル。
- 伝統の再構築: 壁面にはメキシコ伝統の仮面(マスカラ)や、先住民族の女性をモチーフにした力強いアートが配されています。
- 開放感: 高い吹き抜けと、計算されたライティング。昼は自然光が心地よく、夜はムーディーな大人の社交場へと変化します。

③ 2024年ミシュラン・ビブグルマン掲載の実力
特筆すべきは、そのクオリティ。ZANDUNGAは**「ミシュランガイド・メキシコ 2024」にて、“おすすめ店”として選出された実力派レストランです。観光客向けの「映え」だけでなく、地元の人も納得する「質」が保証されています。
実食レポ:五感を刺激する至福のメニュー
1. 期待値を跳ね上げるサービスの「前菜」
席に着くと運ばれてくるのが、この一皿。
決まった一品があるわけではなく、その日によって変わることも多いのですが、かなりの確率「escabeche(エスカベーチェ)」系の魚料理がでてきます。スペイン由来で、メキシコでも広く食べられている定番料理です。

シンプルなのにめちゃくちゃ美味しい。
2. 名物:タマル・デ・モレ・ネグロ(Tamal de Mole Negro)
今回メインでいただいたのが、オアハカ名物の代名詞をバナナの葉で包んだ一品。
- 贅沢なモレの海: 運ばれてきた瞬間、濃厚なモレ・ネグロの香りが広がります。
- しっとりとした食感: バナナの葉で蒸し上げることで、トウモロコシの生地(マサ)が驚くほどしっとりと、かつリッチな質感に。
- 中身の衝撃: 割ってみると、中には丁寧に解された鶏肉と、深みのあるモレがぎっしり。上に散らされたペピータス(カボチャの種)のカリッとした食感が、最高のアクセントになっています。
「タマレスはパサついていて重い」という固定観念を持っている人にこそ、ぜひ食べてほしい「究極のしっとり系タマル」です。

オアハカのタマレスは他とは一味違う。

ボリューム満点の一品。
(2026年4月現在でMEX$: 170)
独自視点:メニュー選びのアドバイス
メニューを見ると、タマレス以外にも魅力的な料理が並んでいます。
- 迷ったら「Botana Zandunga」: イストモ地方の代表的な前菜(ガルナッチャスやモロテスなど)を少しずつ楽しめる盛り合わせ(1人用 MEX$300 / 2人用 $600)も、この店の真髄を知るには最適です。

ZANDUNGAはこんな人におすすめ
- ミシュラン掲載店をリーズナブルに体験したい
- **「イストモ料理」**という少しマニアックなオアハカの味に触れたい
- 清潔で洗練された空間で、ゆっくりと食事を楽しみたい
- 写真映えするアートなインテリアが好き

基本情報まとめ
| 項目 | 内容 |
| 店名 | ZANDUNGA (Sabor Istmeño) |
| ジャンル | イストモ地方(オアハカ州南部)伝統料理 |
| 価格帯 | アントレ MEX$180〜 / メイン $320〜(約2,000円〜4,000円程度) |
| 格付け | ミシュラン・ビブグルマン 2024 選出 |
| アクセス | Calle de Manuel García Vigil 512(ソカロから徒歩約5分) |
| 営業時間 | 9:00〜23:00(訪問前に最新情報をご確認ください) |







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