メキシコシティから東へ約130km、車で約2時間の場所に位置する世界遺産の街「プエブラ(Puebla)」。
コロニアル様式の美しい街並みや、メキシコを代表するグルメ「モーレ・ポブラーノ」の地として、日帰り旅行はもちろん、1泊2日の旅行先としても非常に人気があります。
メキシコ国内の都市間移動では、飛行機よりも高速バスの利用が一般的で、驚くほど快適・安全、そしてリーズナブルに移動できるのが魅力です。
この記事では、実際に私が利用したTAPO(東バスターミナル)からADOバスでプエブラへ向かった体験をもとに、チケットの購入方法から現地での移動、バスターミナルの様子までを写真付きで詳しく紹介します。

メキシコシティからプエブラへ行く方法
メキシコシティからプエブラへ行く方法はいくつかあります。
- 高速バス(最もおすすめ)
- レンタカー
- ツアー
- 飛行機(メキシコシティ(MEX)〜プエブラ(PBC)の直行便はなく、実用的ではありません)
最もおすすめな移動手段は高速バスです。
北バスターミナル(Terminal del Norte)からも便は出ていますが、プエブラ方面への便数が圧倒的に多いTAPO(Terminal de Autobuses de Pasajeros de Oriente)を利用すると、希望の時間帯を選びやすく便利です。

TAPOへの行き方(メトロ利用)
TAPOはメキシコシティの東側にあり、最寄駅はメトロ1号線(ピンク色)のSan Lázaro(サン・ラサロ)駅です。
メトロの駅に到着したら、「Terminal de Autobuses(バスターミナル)」または「TAPO」の案内表示に従って歩きます。
駅からTAPOは直結しており、徒歩数分なので迷うことはほとんどありません。

San Lázaro駅からTAPOへの案内表示
駅構内には至る所にバスターミナルへの案内が出ています。指示通り進めば、自然とTAPOの建物へ入ることができる。
TAPO(東バスターミナル)の概要とチケット購入
TAPOに一歩足を踏み入れると、その巨大さに圧倒されます。
TAPOは巨大な円形ドーム状の建物で、メキシコシティ中心部と国内東部・南東部を結ぶバスが網羅されており、2026年現在もその賑わいは健在です。

プエブラ行きのバスチケットは、ドーム内にあるバス会社のチケットカウンターで購入します。
メキシコシティからプエブラへは複数の会社が運行しており、主要なのは以下の3社です。
- ADO(ア・デ・オー):メキシコ東部の最大手。便数が多く、車両も新しく快適。
- Estrella Roja(エストレージャ・ロハ):プエブラを拠点とする会社。便数もADOに次いで多い。
- AU(ア・ウー):ADO系列の廉価版。停車駅が多く所要時間がかかる場合があるが、料金は安い。
私は最も一般的で便数の多いADOを利用しました。

ADOの看板の下にチケットカウンターがある。

TAPOのチケットカウンター
多くの人が並んでいるが、窓口の数も多いため、流れはスムーズ。

TAPOの発着案内案内板
行き先、出発時刻、バス会社、料金が表示されている。「PUEBLA CAPU」行きはADOだけで約30分に1本あり、料金も290ペソ(2026年時点)と非常にリーズナブル。
チケット購入時のポイント
- 行き先: プエブラには複数のバスターミナルがありますが、歴史地区(ソカロ)へ行くなら、「CAPU(プエブラ中央バスターミナル)」行きのチケットを購入してください。最も便数が多いのはCAPU行きです。
- 身分証明書: チケット購入時や乗車時にパスポート(コピー可)の提示を求められることがあります。
- 余裕を持った行動: TAPOは非常に広いため、チケット購入から乗り場移動、荷物預け(必要な場合)まで時間がかかります。出発時刻の15〜30分前にはターミナルに到着するようにしましょう。

バスチケットに必要な情報が書いてある。
バス乗り場への移動と荷物の預け方
チケットを購入したら、指定されたゲートへ移動します。ADOは便数が多いため、間違ったゲートへ行かないよう注意してください。
大きな荷物(スーツケースなど)がある場合は、乗車前にバスの床下収納に預けることができます。
荷物を預けると、引き換えに荷物タグ(Boleta de Equipaje)が渡されます。到着後に荷物を受け取る際に必要ですので、失くさないように大切に保管してください。

バスの待合室も広い。目的地のバスの近くで待機するようにしよう。

指定されたゲート(Puerta 3)での乗車待ち
ゲート上部にあるモニターや看板で、行き先と出発時刻を再確認。この時は「* PUEBLA *」と大きく表示されたPuerta 3から乗車。

預け荷物がある場合は、バスに乗り込むまえに預けることができる。
ADOバスの車内は想像以上に快適!
実際に利用して驚いたのが車内の快適さです。
私が利用した通常のADOバスでも、日本の高速バスに負けない(もしくはそれ以上の)設備が整っていました。
- エアコン: メキシコのバスはエアコンが強めに効いていることが多いので、羽織るものを1枚持っていくことをおすすめします。
- トイレ: 車内後部に男女別のトイレが設置されています。
- WiFi: 一部の車両や区間では無料WiFiが利用可能ですが、速度は期待できません。
TAPOからプエブラ(CAPU)までは、通常約2時間の快適なドライブです。

2-2列配列のシートは、座面が広くリクライニングも十分に効く。足元も広いスペースがある。

バスの後方にはトイレが設置されている。
プエブラ到着!市内(歴史地区)への移動
バスは定刻通り、プエブラの巨大バスターミナルCAPU(Central de Autobuses de Puebla)へ到着しました。
バスを降りてドーム状の建物へ進むと、「BIENVENIDOS A PUEBLA – CAPU(プエブラへようこそ)」と大きく書かれた看板が出迎えてくれます。

CAPUから観光の中心となるプエブラ歴史地区(ソカロ周辺)までは、約4〜5kmほど離れています。荷物を持っての移動となるため、以下の方法が便利です。
- Uber/Didi(最もおすすめ) メキシコでは配車アプリが一般的で、安全かつ安価です。CAPUのターミナル外にある指定のピックアップポイントまで呼ぶことができます。
- 認可タクシー(Taxi Autorizado) ターミナル内に専用カウンターがあり、行き先に応じた定額料金を前払いして利用します。
- RUTA(BRT) 交通費を節約したい場合は、CAPU近くのバス停からRUTA(基幹バス)3号線を利用して市内方面へ移動できます。

CAPUの外でタクシーを呼ぶことができる。
5. 【復路】プエブラからメキシコシティへの帰り方
楽しいプエブラ観光を終えてメキシコシティへ戻る際も、行きと同様に高速バスを利用するのが最もスムーズで安全です。
CAPUターミナルに到着したらチケットカウンターへ
CAPUは非常に広大なバスターミナルです。歴史地区からUberやタクシーでアクセスする場合、ターミナルのメイン入り口で降ろされます。
建物内に入ったら、まずは「TAPO(メキシコシティ東バスターミナル)」行きのチケットを購入するために、各バス会社のカウンターが並ぶロビーへ向かいましょう。

帰りのチケットもADOやEstrella Rojaのカウンターで購入可能(片道約290ペソ)。週末の夕方は大変混雑するため、プエブラ到着時かネットでの事前購入もおすすめです。

ADOのチケットカウンター。窓口がたくさんあるので、すぐに購入できる。
待合スペース「SALA DE ESPERA」で乗車を待つ
チケットを購入したら、指定されたゲート(Puerta)へ進みます。CAPU内にはバス会社ごとに専用の待合スペース(Sala de Espera)が用意されています。
行きと同様に、スーツケースなどの大きな荷物がある場合は、プラットフォームでバスの運転手や係員に荷物を預け、荷物引き換えタグを受け取ってから車内へ乗り込みます。
あとは、メキシコシティのTAPOバスターミナルに到着するまで、約2時間の快適なバスの旅を楽しむだけです。
【まとめ】メキシコシティからプエブラへのバス移動
| 項目 | 内容 |
| おすすめ出発地 | TAPO(東バスターミナル) |
| 最寄駅 | メトロ1号線 San Lázaro駅 |
| 所要時間 | 約2時間(交通状況による) |
| 料金(実体験) | ADO:約290ペソ(2026年時点) |
| 主要バス会社 | ADO、Estrella Roja、AU(廉価版) |
| 運行頻度 | 約30分に1本(ADOの場合) |
| 到着バスターミナル | CAPU(プエブラ中央バスターミナル) |
| プエブラ市内への移動 | Uber/Didiがおすすめ(認可タクシーやRUTAも可) |
| ポイント | バスターミナルは巨大なので、**時間に余裕を持って**行動すること。 |







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