【グルメ・伝統行事】メキシコの2月2日はタマレスの日!伝統の由来と3種タマレスの食べ比べ実食レポ

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2月2日の朝、街角の屋台から立ち上る真っ白な湯気とトウモロコシの香り——。メキシコ全体が「今日はタマレスの日だ」と教えてくれる特別な日。今回は人気レストラン**「La Casa de los Abuelos(ラ・カサ・デ・アブエロス)」**で、個性豊かな3種類のタマレスを実食してきた様子をレポートします!

目次

そもそも「タマレス」って何?なぜ2月2日に食べるの?

タマレスとは?

トウモロコシの粉(マサ)にラードや出汁を混ぜ、肉やチーズ、ソースなどの具材を詰めて、トウモロコシの皮やバナナの葉で包んで蒸し上げた、メキシコの伝統料理です。数千年前のマヤ・アステカ文明から続く、まさにメキシコのソウルフード。屋台の朝の定番食として根付いています。

更に、メキシコには500種類から5,000種類以上ものタマレスがあると言われています。今回レストランで食べたものは、その中でも一般的な3種類(ベルデ・ロホ・モレ)です。

  • Verde(ベルデ): 緑のトマトと唐辛子のソース。鶏肉が一般的。
  • Rojo(ロホ): 赤い唐辛子のソース。豚肉やチーズ(Rajas con Queso)が多い。
  • Mole(モレ): チョコレートやナッツ、スパイスを煮込んだモレソースは、独特のコクと甘みがあり、食事でありながらデザートのような満足感もあります。

なぜ2月2日に食べるのか?

キリスト教ではイエスが誕生して40日目の2月2日を、母マリアが神殿でお清めを受け、幼子イエスを初めて神殿に捧げた日「聖母お清めの日(Día de la Candelaria)」として祝います。

一方、スペイン到来以前のメソアメリカ世界では、2月初めは農耕サイクルの重要な節目にあたり、雨やトウモロコシの神々に豊作を願う儀礼が行われていました。トウモロコシは人々の生命そのものと考えられており、供え物として欠かせない存在でした。

スペイン統治以降、キリスト教の祝祭と先住民の信仰が融合し、「2月2日にトウモロコシ料理(タマレス)を食べる」という現在の習慣が定着したと考えられています。

さらにメキシコでは、1月6日の「三賢者の日」にロスカ・デ・レジェスを切り分けて食べ、その中の人形(幼子イエス)を当てた人が、2月2日に家族や仲間へタマレスを振る舞う、という楽しい(そして逃げられない)ルールがあるのです。


「La Casa de los Abuelos」で3種食べ比べ!

今回は、クラシックで落ち着いた雰囲気の「La Casa de los Abuelos」にお邪魔しました。

日本語で、「おじいちゃんとおばあちゃんの家」という意味。クラシックで温かいメキシコ料理がお手頃価格で楽しめる人気店。

店内は高級なファミレスといった上品な雰囲気。

伝統的なメキシコ料理をお手頃価格で楽しめる。

1. タマル・ベルデ (Tamal Verde)

緑のトマト(トマティージョ)を使った、少し酸味のあるソースが特徴。中には鶏肉がぎっしり詰まっていて、ソースとの相性が抜群です!「これぞ定番」という味で、老若男女に人気がありそうな一品でした。

中には鶏肉がたっぷり。安定の一番人気!

2. タマル・ロホ (Tamal Rojo)

私が一番お気に入りだったのがこれ!トマトベースのソースに、玉ねぎとパプリカがたっぷり。中の具材はとろけるチーズで、濃厚なソースとタマレスが絶妙にマッチして、悶絶級の美味しさでした。

中にはチーズが入っており、ソースとの相性もばっちり!

3. タマル・デ・モレ (Tamal de Mole)

店員さんに「Dulce(甘いよ)」と言われた通り、独特の甘みが特徴。

モレ好きにはたまらない、デザート感覚でもいけそうなリッチな味わい。

モレソースとは? チョコレート、数種類の唐辛子、スパイス、ナッツなどを混ぜて作るメキシコを代表するソース。甘みとコク、スパイシーさが複雑に絡み合った奥深い味わいです。(プエブラ州・オアハカ州の伝統ソースですが、日本人には好き嫌いが別れる味わいです。)


まとめ:メキシコのソウルフードを体験して

今回「La Casa de los Abuelos」で食べた3種類はどれも個性的で、メキシコの歴史と文化を胃袋いっぱいに感じることができました。

  • 王道を味わいたいなら: タマル・ベルデ
  • 濃厚な満足感が欲しいなら: タマル・ロホ
  • メキシコ独自のコクを楽しみたいなら: タマル・デ・モレ

今回の驚きは、そのお値段。**3つセットでMEX$ 120ペソ(約1,000円前後)**という安さ!まさに国民食ですね。

ただし、ひとつひとつが想像以上に大きく、ずっしりとお腹にたまります。一人で3つ完食するのはかなりハードなので、友人や家族とシェアして食べるのがおすすめです。

店舗情報:La Casa de los Abuelos (ラ・カサ・デ・アブエロス)(Insurgentes店)

項目内容
店名La Casa de los Abuelos – Insurgentes
住所Av. Insurgentes Sur 1870, Florida, Álvaro Obregón, 09430 Ciudad de México
アクセスメトロブス1号線「Olivo」駅の目の前。
営業時間毎日 7:00 〜 23:00(朝食から深夜まで利用可能)
価格帯1人あたり 150〜300ペソ程度(タマレス単品やセットならさらにお得)
雰囲気「おじいさん達の家」という名前通り、クラシックで清潔感があり、家族連れやカップルで賑わう温かい雰囲気。
公式サイトcasadelosabuelos.com.mx

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