メキシコ・プエブラの歴史地区を訪れたら、必ず立ち寄りたいのがエル・パリアン市場(Mercado de Artesanías El Parián)です。
レンガ造りの建物と鮮やかなタラベラ焼きタイルで装飾された市場内には、100店舗以上がズラリ。プエブラ名物の陶器「タラベラ焼き」をはじめ、メキシコ各地の手仕事が集まる「これぞメキシコ!」なカラフルな空間です。
今回は、歴史と見どころ、おすすめのお土産までギュッと凝縮して紹介します。
エル・パリアン市場の歴史:かつては物流と商業の拠点
エル・パリアンの歴史は、単なる「お土産市場」にとどまりません。
- 18世紀〜19世紀初頭:もともとは「サン・ロケ広場(Plazuela de San Roque)」と呼ばれ、ベラクルスやオアハカなどから荷物を運ぶ商人が行き交う商業・物流の拠点でした。
- 19世紀中頃〜20世紀前半:鉄道の発達に伴い物流の役割が変わり、「Plaza del Baratillo(露店市場)」と呼ばれる時期を経ていきます。
- 1961年:現在の民芸品市場として正式に営業を開始。プエブラで最も古い伝統民芸品市場のひとつとなりました。
市場内には、かつての歴史やカトリック文化を物語る石造りの古い十字架なども残されており、歴史の息吹を感じながら散策できます。

市場で見つける!プエブラのおすすめ工芸品
1. プエブラを代表する伝統陶器「タラベラ焼き」
エル・パリアンの一番の名物は、16世紀のスペイン統治時代にヨーロッパの技術と先住民の陶芸技術が融合して生まれたタラベラ焼き(Talavera)です。
店内に入ると、壁から天井まで隙間なく並べられた絵皿、花瓶、マグカップ、十字架、そしてメキシコらしいカラフルなガイコツ(カトリーナ)の置物が圧巻です。


【ワンポイント:本物のタラベラ焼きとは?】
プエブラの伝統的なタラベラ焼きは、特定の粘土を使用し、手作業で指定の色の釉薬をかけるなど厳格な**メキシコ公式規格(NOM)**や原産地呼称で守られています。
エル・パリアンでは本格的な高級品から、手頃な「タラベラ風」の日用品・飾りまで幅広く手に入ります。お土産には持ち帰りやすい小さなタイルや置物、マグカップが人気です。
2. 伝統衣装・刺繍製品・Tシャツ
赤いレンガのアーチが続く通りには、鮮やかな刺繍が施されたブラウスや白いドレスがずらりと吊り下げられています。また、伝統的な刺繍だけでなく、タラベラモチーフやアステカ神話のジャガー、ドクロをモダンにデザインしたTシャツなど、アパレルも充実しています。


3. メキシコ伝統のお菓子や民芸おもちゃ
食べ物のお土産なら、プエブラ特有のお菓子文化がおすすめ。
- カモテ(Camote):サツマイモ風味の伝統甘味
- ボラチートス(Borrachitos):お酒の風味がほんのり効いたゼリー状のお菓子
- モレ(Mole):チョコレートと唐辛子を使ったプエブラ発祥の伝統ソースの素
手前にはカラフルな木製マカラスやミニギター、手織りのバッグも並び、見ているだけで楽しめます。

買い物だけじゃない!フォトジェニックな市場の見どころ
エル・パリアン市場は、建築や路面の装飾そのものが素晴らしいフォトスポットです。
市場の石畳を歩いていると、中央の路面にダイナミックに描かれた太陽の顔が現れます。カトリック文化と先住民文化が混ざり合うメキシコらしいデザインで、歩行者の目を楽しませてくれます。

市場の中央広場(中庭)にある噴水には、アッシジの聖フランシスコ(San Francisco de Asís)の像が鎮座しており、カトリックの街プエブラらしさを感じさせます。また、通りには大きな額縁のフォトスポットもあり、旅の記念撮影にぴったりです。


エル・パリアン市場の基本情報&おすすめ散策ルート
周辺には「バリオ・デル・アルティスタ(芸術家地区)」や「テアトロ・プリンシパル」などの見どころが集まっているため、歴史地区の街歩きとセットで巡るのがベストです。
- おすすめルート:プエブラ大聖堂 → ソカロ(中央広場) → エル・パリアン市場 → バリオ・デル・アルティスタ → ロス・サポス通り(骨董品街)
エル・パリアン市場 概要
| 項目 | 詳細 |
| 名称 | Mercado de Artesanías El Parián |
| 住所 | Mercado de artesanias El Parian local 111 |
| アクセス | ソカロ(中央広場)から徒歩約5分 |
| 営業時間 | 10:00〜21:00頃(店舗により多少前後します) |
| 主な取扱品 | タラベラ焼き、刺繍衣装、革製品、木工品、オニキス細工、伝統菓子(カモテ等) |







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