【博物館】メキシコシティ・ローマ地区の隠れ名所!「MODO(オブジェクト博物館)」|レトロ雑貨とデザインから読み解く200年の暮らし

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MODO(Museo del Objeto del Objeto)とは?

メキシコシティのローマ地区にある Museo del Objeto del Objeto(通称MODO/モド)は、「モノを通して社会や文化の変化を読み解く」というユニークなコンセプトを持つ博物館です。

MODOの原点は、実業家であり優れたコレクターでもあるブルーノ・ニューマン(Bruno Newman)氏による、40年以上にわたる膨大な収集活動でした。

1960年代から、彼は包装紙、広告、雑貨、文房具、缶、ボトルなど、「日常の既製品」を収集し続けます。そして、その貴重なコレクションを一般公開してデザインやコミュニケーションの歴史を伝えるために、2010年にMODOが誕生しました。

MODOの魅力を大解剖!見逃せない7つの見どころ

MODOは常設展を持たず、数ヶ月ごとにテーマを変えた質の高い「企画展」を開催するスタイルをとっています。ここでは、私が訪れた際の展示をもとに、そのエッセンスと見どころをご紹介します!

見どころ① アルファベット順に広がる不思議な展示空間

私が訪れた際の企画展では、「26文字のアルファベット」をテーマに展示が構成されていました。

AからZまでの各文字ごとに異なるテーマが設定され、来館者は文字を追いながら様々なジャンルのモノに出会います。

文房具のエリアでは、美しく並べられた古い筆記具やインク缶、ノートが展示されており、当時の手書き文化の温かみが伝わってきます。

ずらりと並ぶレトロなインク缶、丸缶、そして歴史を感じる万年筆やペン先たち。タイポグラフィやステーショナリー好きにはたまらない空間。

見どころ② ビールデザインの進化

メキシコといえばビール!MODOでは、メキシコを代表するビールブランドの歴史的なボトルやラベルデザインも見比べることでができます。

ガラス瓶の形状、琥珀色や緑色のガラスの質感、そしてラベルのタイポグラフィを見るだけで、当時の流行色や印刷技術の変化、マーケティング手法が見えてきます。

黄色の壁一面にディスプレイされた歴代のビールボトル。お馴染みのブランドの旧デザインや、今では見られない豪華な装飾ラベルが並ぶ。

見どころ③ 空き缶とパッケージが語る消費文化

飲料や食品、そして日用品の空き缶・空き箱コレクションも見応え抜群です。

缶や箱の形状・素材の変化を見ることで、リサイクル技術、大量生産の発展、そして人々の消費文化の移り変わりを肌で感じることができます。

メキシコでお馴染みの洗剤パッケージやクレンザー缶。鮮やかな原色使いと大胆なロゴが、当時のアメリカン・メキシカンポップな消費文化を感じさせる。

展示台に並ぶ、昔のチョコレートやガム「チクレット(Chiclets)」、キャンディの包み紙やレトロなブリキ缶。

見どころ④ 医療用品・薬局の歴史

医療関連の展示も、非常に興味深くかつノスタルジックな内容でした。

昔の薬の容器や、レトロなイラストが描かれたアスピリンやサプリメントの缶、医療器具などが、まるでアンティークショップのように美しくディスプレイされています。現代医療やグラフィックデザインがいかに進歩したのかを実感できます。

「ファルマシア(薬局)」をテーマにした展示。昔のビタミンの缶や「アルカセルツァー」のレトロな看板、美しいガラスの薬瓶が整然と並ぶ。

見どころ⑤ 靴磨き職人の木箱

メキシコらしさを最も強く感じさせてくれたのが、靴磨き用の木箱(Cajas de boletero)の展示です。

現在でもメキシコシティの街角では靴磨き職人を見かけますが、その歴史を物語る歴代の道具箱がずらりと並んでいます。まさにメキシコの「街で働く人々の生々しい生活史」そのものを感じさせてくれる展示です。

壁一面に掛けられた、職人たちが実際に使っていた靴磨きの木箱。個性の豊かさに驚かされる。

見どころ⑥ タバコ広告とパッケージデザイン

現在では規制が厳しいタバコ広告ですが、かつては印刷・デザイン産業の最前線でした。華やかなパッケージやポスターからは、その時代の美的感覚、広告戦略、そして消費者心理を読み取ることができます。

整然とコレクションされた、20世紀の様々なタバコのパッケージ。クラシカルなグラフィックが目を引

見どころ⑦ オリンピックとワールドカップのデザイン

スポーツファンやグラフィックデザインの学生なら絶対に見逃せないのが、国際大会関連の展示です。

特に、1968年に開催された「メキシコオリンピック」は、サイケデリックで幾何学的なオプ・アートを取り入れ、世界中のデザイン史にその名を残す伝説的な傑作を生み出したことで有名です。

1968年メキシコオリンピックの象徴的な幾何学ロゴがデザインされた当時の衣装と聖火トーチが展示されている。

展示の左側にはオリンピック直前に起きた学生運動による悲しい事件を示唆するデザインもある。

過去のFIFAワールドカップ(1970年メキシコ大会など)関連のロゴ、ポスター、記念グッズ、チケットなども展示されている。

MODOはこんな人におすすめ!

  • 🎨 デザインやタイポグラフィ、グラフィックが好きな人
  • 📻 アンティーク雑貨やレトロなパッケージ、缶が好きな人
  • 📸 お洒落でカラフルな、写真映えする博物館を探している人
  • 暮らし メキシコの庶民のリアルな生活文化や歴史を知りたい人
  • ローマ地区の散策やカフェ巡りの途中でふらっと立ち寄りたい人

🏛️ MODO 基本情報まとめ

項目内容
施設名Museo del Objeto del Objeto(通称:MODO)
住所Colima 145, Roma Norte, Cuauhtémoc, 06700 Ciudad de México, CDMX
最寄駅メトロバス(Metrobús)1号線 Durango(ドゥランゴ)駅 から徒歩約10分
営業時間火曜日〜日曜日 10:00 〜 18:00
定休日:月曜日
入場料一般:80ペソ(学生・シニア割引あり:30ペソ) ※企画展により多少変動あり
所要時間1時間〜1時間半(じっくり見ても2時間程度で回れる心地よいサイズ感です)
周辺エリアローマ・ノルテ地区(周辺にはおしゃれなカフェ、セレクトショップ、レストランが多数)

※営業時間や入場料、企画展のスケジュールは変更される場合があります。訪問前に必ずMODO公式ウェブサイトや公式SNSで最新情報をご確認ください。

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