「ワールドカップは、スタジアムだけのものではない。」
2026年、メキシコは共催国となり、街全体がサッカー一色に染まりました。スタジアムの外でも、国中が大きな熱気に包まれていたのです。
今回はメキシコシティとサンクリストバルで体感した、もうひとつのワールドカップを振り返ります。

ソカロが巨大なスタジアムに
ワールドカップ期間中、メキシコシティ中心部のソカロは巨大なパブリックビューイング会場となり、巨大スクリーンで一日中試合が流れていました。
特にメキシコ戦の日ともなると広場に入りきらないほどの人々が溢れかえり、入場規制がかかるほどの凄まじい熱気に包まれました。

一方で普段の試合では、石畳に座ったり寝そべったりして画面を見つめる人、ビールを片手に盛り上がる人など、思い思いのスタイルで楽しんでいました。

子ども向けサッカーエリアやイベント会場もあり、周辺の通りも鮮やかな飾りで彩られ、街全体がお祭り状態でした。
サッカー好きのメキシコ人にとって、今回のワールドカップがいかに重要なイベントだったのかを実感する毎日でした。

カテドラルを背景に、サッカーを楽しむ子供たち。

ソカロでは様々なイベントも行われ、ドリンクや食事も楽しむことができた。

国立宮殿のまえには、「MEXICO 26」の文字が。多くの観光客が記念撮影をしていた。
サンクリストバルで迎えた日本代表初戦
日本代表の初戦・オランダ戦の際、私はチアパス州のサンクリストバルにいました。ここでも、街のレストランやバーのモニターで試合が放映されており、後半はソカロのパブリックビューイングへ移動。
日本人は私一人でしたが、周囲のメキシコ人が「日本を応援するよ」と声をかけてくれ、ゴール時には一緒に歓声を上げてハイタッチを交わしました。
特に、日本代表が同点ゴールを決めた瞬間の感動は、忘れられない旅の1ページとなりました。

サンクリストバルのレストランでも、ほぼすべてのお店でワールドカップをテレビで放映していた。

サンクリストバルのソカロでのパブリックビューイングの様子。お昼の時間にも関わらず多くの人が観戦していた。

日本が同点に追いついた瞬間は多くのメキシコ人サポーターとともに喜びを分かち合った。
ソカロに集まる日本人とメキシコ人の「日本びいき」
第三戦のスウェーデン戦はメキシコシティのソカロで観戦。
驚くことに青いユニフォームを着た多くの日本人が集まり、一体感が生まれていました。
さらに、日本代表のユニフォームを着て歩くと「一緒に写真を撮ろう!」「頑張れ日本!」と何度も日本語で声をかけられ、メキシコ人の温かい「日本びいき」の姿勢がとても嬉しく感じられました。

ソカロのパブリックビューイングに映し出される守安監督。

メキシコシティのソカロにも多くの日本人サポーターの姿が。

日本のゴールの瞬間には、ソカロが興奮に包まれた。
サッカーが映し出すメキシコの魅力
今回、メキシコ各地でワールドカップを楽しんで感じたことがあります。
それは、この国はワールドカップのホストとして本当にふさわしい国だったということです。
もちろん、メキシコには治安や格差など、多くの社会問題があります。
それでもワールドカップ期間中、私が見たのは、世界中からやって来た人々を歓迎し、一緒になってサッカーを楽しもうとする人たちの姿でした。








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